日本とカナダの絵本の読み方の違い
日本とカナダ両方で保育士の経験がある友達と話していたときに聞いた、絵本の読み方に関してとても興味深い話・・・
保育士のみなさん(小さな子供がいらっしゃる親御さん)はどのように子供に絵本を読んで聞かせていらっしゃいますか?
英語が第二言語の日本人の私が、カナダで保育士としてネイティブの子供達を絵本に引きつけるのには結構苦労しました。
いま私が実践しているのは
なるべく絵本の情景が目に浮かぶように風の音を口で出したり
会話の部分では声を変えてみたり
強弱をつけてみたり
子供達が理解しているか確かめるために色々と質問を混ぜてみたり
なのですが、紙芝居がある日本では絵本で感情を込めるのは間違っていると唱える児童文学者もいらっしゃるみたいです。
紙芝居では”芝居”なので感情を込めて読み、絵本では子供の想像力を養うためにも感情は抑えて読む。
カナダでは、絵本の途中にも”この先の展開がどうなっていくと思う?”といった質問を交えながら子供も一緒に参加させて絵本を読むのいがいいとされているので、この考え方は想像もつきませんでした。
子供たち大勢の前で絵本を読む際の本の持ち方にも違いがあるようなので、また次回紹介したいと思います。