保育に関連した留学のメール相談受け付けています

カナダへ留学を果たし、幼児英語を習得したNAOの送る。幼児英語教育者のためのサイト

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保育士を辞めたいとお考えの方に、知ってもらいたい海外の労働環境

少し大げさなタイトルになってしまいましたが、最近多くの方から「保育士を辞めたい」というようなご相談をいただくので記事にしてみました。

まず、このブログにはじめて来ていただいた方に向けて簡単に私の自己紹介を。
2005年、留学生として初めてカナダにやってきた頃の私は、保育に関してほとんど知識がありませんでした。
なんとなく、現地の保育専門学校を卒業後帰国し、日本のインターナショナルスクールや、子供向けの英会話クラスのような所で働ければな、と考えていましたが、卒業後そのまま現地の保育園に就職する事になりました。
仕事を始めたばかりの頃、毎週サークルタイムで行うアクティビティがなかなか思いつかず、アイディアを書き留める為と、私と同じような境遇の方の為になればと思い、絵本や、手遊び、毎日の様子などを、このyoujieigo.comというブログにアップし始めました。

その頃、海外で保育を勉強したいという方から、初めてご相談のメールをいただきました。私と同じ福岡出身の方だったのを覚えています。
当時は、現在のように留学の相談を仕事として受けていたわけではなく、ただ海外の保育事情を私の経験した範囲でのみご案内していましたが、
主人が留学関係の仕事を始めたのをキッカケに、本格的に留学の相談を受けるようになりました。今でも保育士を目指されている学生の方、現在保育士をされている方から多くの相談を頂いています。
改めて振り返ってみると、メールやSkype、留学相談会や、最近はじめたLINEを含め、のべ500人以上の方からご相談をいただきました。
海外の保育を勉強したい、海外で保育士として働いてみたいといった内容の相談が多いのですが、よくよく聞いてみると日本で保育士を続けていく事に疲れてしまったり、疑問を感じたりという事から海外に目を向けるという方が多いようです。
拘束時間、仕事量、教育方針、お給料、保護者との関わり方、同僚先輩との関わり方など、私が考えていたよりも多くの悩みや、問題がそこにはありました。
また、たくさんの相談を頂いていくなかで、カナダと日本での労働環境の違いについて考えるようになりました。
カナダと日本の保育現場は、それぞれ良い面、悪い面がありますが、多くの面でカナダのほうが、保育士に優しい環境が整っているように思います。
 

カナダと日本での保育現場の違い

<お給料>

物価の違いもあるので一概には言えませんが、カナダの保育士さんのお給料は、日本の保育士さんの1.3倍~1.5倍という感覚です。
国に関わらず、保育士は子供の将来に関わる重要な時期に携わる仕事、命に関わる仕事でもある事を考えると、まだまだ向上の余地はあるかと思いますが、それでも日本よりも優遇されている印象です。
 

<拘束時間>

日本の保育園では、年間計画、月案、日案などによって、一日の活動がしっかり計画されているので動きやすい反面、計画に必要な書類の作成作業が多く大変です。
また、行事に伴う計画、準備に多くの時間を必要とするため、残業や仕事を持ち帰りることは珍しくありません。
カナダでは保育士に関わらず、基本的に残業、持ち帰りの仕事はありません。稀にアクティビティ等の準備を家でする事もありますが、園にいる間に別に時間が貰える園もあります。これは固定給ではなくあくまで時給ベースで仕事をする事が多いカナダならではだと思います。残業をするとオーバータイムも発生しますし、時間内に仕事を終わらせ、オンとオフをしっかりと切り替えるというのは、心理的にも安定した状態を作り、次の日の仕事を高いレベルでこなすという意味でも重要な事だと考えられています。

 

<仕事量>

日本の保育園では、子ども1人ひとりにきめ細かい対応(連絡帳の記入、欠席の子どもに電話連絡など)をする分、保育士1人あたりの負担が大きいように思えます。
私のいるカナダのBC州では3歳~5歳児の子供達が対象だと、先生1人に対して子供が8名までと定まっています。
先生自身がお手洗いに離れる事なども考慮され、常に先生が1人多く配置されている園が大半です。4名程度で、24名を見る事が多いでしょうか。
保育士1人辺りの子供の数が少ないので、子ども達にも余裕を持って接することができるのではないでしょうか。
クリスマスや卒業の時期など特別な行事もありますが、こちらも通常業務の時間内での準備を行います。
先生の年齢層や、特技も幅広く、子供達と一緒に動きまわる事が得意な先生、楽器が得意な先生、歌を歌う事が好きな先生、それぞれが得意な事をするというスタンスなので年齢によって評価されるという事も特にありません。

 

<教育方針>

カナダ、特にバンクーバーは多国籍な街です。
私が働いていた園には10カ国以上の違った背景を持った子供達がいました。
先生も、カナダ人、アメリカ人、メキシコ人、フィリピン人、中国人、日本人(私)といった感じです。その為、文化も違えば、話す言葉も違う、場合によっては食べ物も違うという環境なので、園それぞれの方針は違えど、基本的には自由で、子供に合わせた保育が出来ると感じます。
カナダや、アメリカ、ヨーロッパの教育が、自由、個性を尊重する点で優れているのは、陸続きな為、他人種、多文化が当たり前となり、正しさという観点が1つではない事を古くから理解されているからではないかと思います。
日本は島国とはいえ、今後も多くの外国人移住者が訪れることが予想されます。異文化を受け入れるという考え方は日本人にとっても大きな力になるのではないでしょうか。
カナダでは保育士一人ひとりの裁量に一任されることが多く、しっかりした教育方針や考えを持つ事が大事になる為、責任の重さという意味ではカナダのほうが大変かなと思います。
協調性が身につきやすいという点では、集団行動が多い日本の保育のほうが優れていると言えるかもしれません。
運動会や発表会を通して団結力が高まり、達成感を感じることが出来るのも、日本の保育の魅力ではないでしょうか。

 

<保護者との関わり方>

カナダでは、日本でよく見られる一人ひとりに向けての連絡帳はほとんどありません。
お迎えに来られた保護者と、しっかりと会話を持ち、場合によっては家庭での子供との関わり方に対してアドバイスをしたりします。問題行動は家庭と園で協力して解決していくという姿勢は日本と同じだと思います。
もちろん、対応が難しい保護者もいらっしゃいますが、過度のストレスがかかりそうな状況になった場合には、園側がサポートに入ってくれます。
 

<同僚や先輩、上司との関わり方>

先輩、上司の方々は多くの場合、経験や、知識を多く持ち、彼らから学べる事が多いのは事実ですが、組織の中での役割が違うだけで、どちらが偉いというわけではありません。
多くの人種が集まる街なので、違って当たり前、園や会社の中で、良い関係を作りやすいのではと思います。

上記のように一口に海外の保育と言っても、今回あげたのはカナダのBC州のものです。また、日本の保育と一括りにしてしまいましたが、素晴らしい労働環境が整い、働きやすい仕事場を提供されている園がたくさんあるのも事実だと思います。今回は、私がよく受ける相談内容をもとに書いてみました。
世界にはたくさんの国や人種ががあり、文化によって保育に対する考え方が違います。
ただ、共通して言える事は、保育士は幼少期の子供に接するとても大事な仕事です。
私には現在もうすぐ一歳になる娘がおり、保育士として働いていた頃よりも、毎日子供の成長を見ることが出来ますが、子供は驚くほど大人を見ていると改めて感じました。私がストレスを感じていると子供もハッピーではなくなります。

保育士をやめようと考えられている方へ

1年間のワーキングホリデーを利用してカナダに来られてみてはいかがでしょうか。
一度時間を置く事で、気持ちをリフレッシュさせ、帰国後はまた保育士に戻られる方もいらっしゃいますし、カフェで働いたり、レストランで働いたりと日本でしてこなかった仕事を経験した上で、転職される方もいます。また私のようにこちらで保育に携わる方もたくさんいらっしゃいます。
日本での日常とは違った経験をしていく中で、自分自身の保育に携わりたいという気持ちを再確認出来るかもしれません。
今、様々な理由から保育士を辞めたいとお考えの方、保育士をしている事に少し疑問を持ってしまっている方、せっかく叶えた夢をもっとふくらませ、将来を担う子供達に還元する為にも、一度海外に出てみませんか?
こちらへ来られる方のご相談、またサポートを行っていますので、気軽にご連絡ください。

4 件のコメント

  • Rio より:

    はじめまして、都内大学3年生のRioと申します。

    私もNaoさんと同じように、海外での保育のお仕事の経験もしくは勉強を活かして、日本の英語で保育を行っているような幼稚園やインターで働きたいと考えています。

    2014年3月から今年の3月までまさにバンクーバーで語学の勉強とTESOLという資格を取得したのですが、より実践的な知識や経験が欲しいと思い、再度留学してみようかなと考えているとこです。

    そこで是非参考にさせていただきたいのですが、

    Naoさんはコミュカレにはどのくらいの期間通われていたんですか?

    また、現地で就職が決まった際、両親からはすぐに了承をいただけたのでしょうか。

    よろしければ、お話をお聞きできたらと思います。

    お仕事お忙しいと思いますが、ご返信頂けると嬉しいです。

     

    よろしくお願い致します。

    • nao より:

      コメントありがとうございます。

      バンクーバーで語学留学なさっていたんですね!私もRioさんと同じように語学学校に通った後TESOLを1ヶ月間だけ取りました。その後カレッジで1年間保育を勉強してBasic ECEという保育士資格を取りました。就職が決まったとき両親は、少し寂しそうでしたが喜んでくれましたよ。カナダに来て10年になりますが、今では両親がこちらに遊びに来たり、英会話を習い出したりと、こちらに住んでいることを喜んでくれているようです。

      もう少し詳しくご相談に乗らせて頂きたいと思いますのでEmailにてご連絡させて頂きますね。

  • 小泉 眞由美 より:

    はじめまして、私は五人の子供を育てたシニアです。30年前にアメリカから帰国して以来、nativeを招聘して兵庫県で英語教室を開いています。
    あなた様のブログ外出先から大変参考になり、楽しませていただいてます。
    ところで、
    ワーキングホリデーで働いてくださる保育士の方をご紹介いただけませんでしょうか?

    あなたのように日本の外から、私どものように日本の中からとで、提携しあって、子供達の国際化教育、英語教育を共育させていただけませんでしょうか?
    宜しくお願いします。

    • nao より:

      こちらにもコメントを頂いていたんですね。LINEでのやり取り、引き続き宜しくお願いします。

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