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海外から学ぶ、日本の保育士さんに是非実施して欲しい”Show and Tell(ショーアンドテル)”

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私は人前に出て喋るということが何よりも苦手です。保育士を目指して勉強していたカレッジの保育実習生時代も、3歳〜5歳児 相手のサークルタイム(先生主体で手遊びや歌を歌ったり、絵本を読んだりする時間)にガチガチに緊張したことを覚えています。幼児と言えども25人を目の前に緊張せずにはいられませんでした。私がカナダに渡って、はじめて行った語学学校でも、プレゼンテーションの時間が本当に苦痛でした。間違いの多い英語でも気にせず発表できる他国の生徒が羨ましくてしかたがありませんでした。間違った英語を喋ることの恥ずかしさ、そもそも人前に出るのが苦手ということからか、1番発言が少ないのが日本人でした。

生まれ持った素質や育ってきた環境など様々なので、一丸に日本人は人前で喋ったり、意見を言うことが苦手という風には言えませんが、私のように苦手意識を持っている日本人は多いのではないでしょうか。今回はコミュニケーション力を伸ばす教育という観点から、日本には無いカナダの教育”Show and Tell(ショーアンドテル)”をご紹介します。

 

 

そもそもなぜ人前で喋ると緊張するのか?

  • 人前に出ると大勢の視線が一点に集まり、その視線や様々なプレッシャーなどから極度の緊張が来る。
  • また聞いてくれている人のためにも上手く喋りたいと思うあまりに、余計空回りする。
  • 日本人は先生主体の教育に慣れているので、喋るより聞いて吸収するという練習をたくさん積んでおり、人前に出て発表することに慣れていない。

 

カナダの保育園・幼稚園で行われている”Show and Tell(ショーアンドテル)”とは?

人前に出ることに慣れる、自分の意見を大勢の前でもきちんと言えるコミュニケーション力を育てるという目的で行われています。”Show and Tell”では自分の好きなものを家から持って行き、それについてみんなの前で発表します。幼稚園や保育園の頃は話すことにも人前に出ることにも慣れていないので、先生が”これは何?””どうやって使うものなの?””誰がくれたの?”など持ってきたものに合わせて質問をしていきます。徐々に慣れていくと、先生では無く生徒が質問をして、発表者が答えるというスタイルを取ることもあります。

私が働いていた保育園では毎週水曜日に”Show and Tell”が行われており、子供たちは自分の好きなものをみんなに見せることが出来る日として楽しみにしていました。幼児期は特に”見てみてー”と誰かと共有したいという気持ちが強いので、好きなものを見てもらえる喜びを感じながら自然と人前で話す力が身につく幼児期にピッタリな教育法です。

 

”Show and Tell”を行っている国

アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリス・ニュージーランド

 

どのようなメリットがあるのか?

  • スピーチ力、話を組み立てる力、コミュニケーション力、情報を整理する力
  • 感情を表現する力、子供の興味のあるもの好きなものをシェアする力
  • マナーよく、相手を尊重しながら聞く力。質問を考える力
  • 発表するものを選んで、前に出で、リードしながらしゃべるリーダーシップ力

 

実際にどのような手順で行うのか?

  1. 子供達はShow and Tellの日に、自分の好きなものを学校に持って行く。基本的にはおもちゃでも何でもOK。みんなのShow and Tellが入れられるShow and Tellボックスを準備しておいて、その中に時間が来るまで入れておく。
  2. 先生がShow and Tellを始める。※私の保育園の場合”Show and Tell♪”と歌を歌ってはじめていました。
  3. ボックスの中から一つ先生が選んで、選ばれたものを持ってきた人は前に出て喋る。慣れないうちは先生が質問をして発表者が答える。慣れてくると聞き手の子供達が質問をしながら発表者が答えるという質問形式で進める。
  4. 喋り終わったら、一人一人に見せて回り、それに対しての感想を子供達に言ってもらう。※その際ポジティブな感想を言ってもらうように子供達を促す。
  5. 拍手
  6. 先生が”〇〇ちゃん、君、ありがとう。”でしめる。

 

最近読んだこの本は子供と関わる上で重要になることが具体的に書かれていて、大変参考になったのですが、その一部に”Show and Tell”(海外で行われている人前に出る練習の一環)について書かれていました。

簡単にこの本の説明をさせてもらうと、この本はカナダに5歳で渡り、飛び級をして14歳でカナダの有名大学に入学した大川翔くんのお母様が書かれた本です。頑張っている、勉強していると感じさせず子供の学ぶ意欲を伸ばすために母親は何をすれば良いのかが具体的に書かれています。陰ながら母親が誰よりも汗を流し学び、導く教育スタイルには脱帽の一言です。もちろん翔くんの持って生まれた素質も素晴らしかったと思いますが、このお母様の功績は本当に大きかったことでしょう。

この本の中で、カナダの教育のいい所として紹介されていたのが”Show and Tell”です。

好きなものを選んで、それについて発表するというプロセスの中に、子供達の能力を引き出す要素がたくさん詰まった”Show and Tell”

小さい頃からの積み重ねが、将来の自信につながる力になると思うので、日本の保育園や幼稚園、小学校などの教育現場で少しずつでも広がっていくといいですね。

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